2023-2-15 18:12 /
原贴地址:https://aon-kabocya.hatenablog.com/entry/2019/04/27/024638
节选自存在剧透的感想环节,有删减。个人感觉某些见解和解读比较有趣。

ループ物としては個人的に結構難しく、最終ルートのユイカ先生の説明も上手いような、そうでもないような…
という感じで、ループの仕組み、能力の説明力に関しては大分低い気がしました。
終わり方も、「卵が先か鶏が先か」みたいな部分で色々謎や考察点が残ります。
=========================
『世界观和剧情』
PRESENT 01~46までありますが、右側の小数点付きの数字、あれは、
「世界の時間と、時が戻った人間の時間は違う」
と作中で言われている所とOPのムービーから、
「主人公の時間」
で良いのでしょうか…?
一応全部を纏めると。

これから考えるとPRESENT 46がラストでもあり、ある種の始まりで、ユイカ先生との会話から進み、永海の拷問、そして開放に進んだ先で陽希が死亡し、ユイカがループさせる。
そして始まりに戻る…みたいな構図で良いのでしょうか?
それともPRESENT 46の後には更に先があり…その後の皆の幸福は補完系とも取れます。

(反派的拯救世界论、全封闭建筑物、地下列车连接外界、拒绝end的雪景、疑似只有一个人发出的脚步声。个人理解是外界末世了,类似于冰期,少部分人类存活在设施内,男主死了。end后到底有没有轮回,根据反派检测出的等级6反应是有能力?,根据ユイカ独白是失去了能力/选择不使用?,见仁见智了。)

どちらが正解でも、そして他に正解があったとしても解釈系、考察系ではありますね。
「沢山のループを繰り返した結果、幸福を掴み取る!!」
系ではなく、
「沢山のループを繰り返しても尚、先は見えず、始まりに戻るor更に先に進む」
ような終わり方で…地味にモヤっとした所がありました。
個人的には「幸福」が先にあって欲しいですが、右側の小数点付きの数字がもし、
「主人公の時間」
でPRESENT 46がはじまりなら、永遠に見えない幸せを探す物語だったり。

(比如第一章 00000000.00000.00.00.00、第46章 ________.00000.00.00.00)
(一共5段数字4个小数点组成一组数据,op中出现的16组数据持续增长的画面,最大的数字为24*10^241.xx.xx.xx.xx )
=========================
『各角色感想』
【平柏 陽希】
「主人公」として、彼の「幸福」を中心に回ってるはずなのですが…正直なんというか印象が薄かったです。

「正義」や「周りの女性の幸福」に執着しているのは分かります。
おそらく「正義」に拘っているからこそ、各ルートで彼女達自身が「幸福」だと思っても、彼自身の「正義」に反するから「幸福」に成れないんだとは思っています。
これはきっと陽希が「正義」への拘りを捨てられない物語だと何となくそう思います。
彼がステージ6のカナリアの部分もおそらく、

「絶対に折れない正義」

があるからかなと。
折れない「正義」はそれはそれで素晴らしいですが、度を越し過ぎると立派な「狂気」になるので。
そういう彼自身の事柄…記憶を無くす前の彼に関しての掘り下げ、「正義」へのもう少し明確な拘りを描いて欲しかったです。

ループ現象の解明の時に驚きのインパクトが少なかった原因は、彼を中心に回っているはずなのに彼が薄めに感じた所で、
「これだけの意志があるなら全員救わないとな!」となりにくい所かなと感じています。
まぁエンディングがエンディングなのでそう熱くなり過ぎたら逆にキッチリとした救いが無い分更に救いが無くなりそうですが。
彼自身の「正義」への執着。
「正義」に執着しながらもあまり熱くは見えない冷めた部分。
そしておそらく元の彼の冷徹さ=あのエンディングとも考えています。
=========================
【海汐 空】
深月ルートではまぁ…酷い目に合うわけですが、陵辱といえど実は地味に酷くはないと思っていたり。
何故なら深月が願った事でそれを肯定した陽希が居た上での結果だからです。
最終的に後悔に耐えられず深月をレイプしますが、

「陽希が肯定した結果」

なら空は正直納得するのではないかなと思ってます。
彼女の愛が「服従愛」な以上、シーンは悲惨ですが、彼女の本質を想像して、

「ご主人(陽希)が望んだ(肯定した)上での陵辱」

なら問題ないかなぁとか思えてきます。
=========================
【平柏 深月】
(省略一大串对妹妹发情文字)

空の陵辱シーンが個人的に彼女が最も歪んでいる所が見れたシーンで彼女が一番輝いてたシーンだとも思います。
空に興味が無ければおそらくあんな事にはならず。
空が「大好き」で「興味があった」から見たかったんだと思うと…歪みっぷりが凄まじいです。
人間的な倫理観では、
「この小娘…」
となりますが、倫理的に間違ってるけれど本能に逆らえない。
倫理観とは正反対の人が理解できない本能を行動の再優先にしている。
心理的に人と人でないものの間にいて、本能で動いた後に罪悪感で苦しむ。
「普通と異常の間で人間として苦しむ」
ようなキャラ好きが好きなので最後の主人公から終わりを貰える所といいとても好みでした。

空ルートの合宿前の連続殺人事件の犯人が彼女なのは察していました。
でも、どうして殺人をしたのかが分かってませんでしたがこういう理由だとは。
殺した人達には興味があり好きで、合宿は楽しみにしていたのだろうと考えると…彼女の論理は切ないです。
=========================
【平柏 ユイカ】
ループ現象については難しくてぶっちゃけ分かってない所があります。
でも彼女は陽希から分かれたもう一つの精神、魂で、「幸福」を探し求める事が義務なんですよね?
じゃあ「幸福」が見つかった後って彼女はどうなるのよ?と。
ユイカがユイカである限り、主人公とは別の存在で時間を戻せる。

「陽希を幸福にする」
「陽希の幸福を探す」

そんな存在である限り、陽希には「幸福」は訪れないのかもしれないとも感じました。
精神、魂が別で、行動理念が別だからこそ「幸福」を見つけてはいけないと…
見つけてしまったら「幸福にする事」や「幸福を探す事」が出来なくなる故に無意識でも「幸福」に辿り着けなくしてるのかなぁと。
陽希の為に死ぬことは厭わなくても、陽希を「幸福」にはし続けないといけないのかもしれない。
そこを考えた時に、

「だからこそ主人公の「幸福」は見つからない」

のかなぁと思ったり。
そう考えるとこれはユイカの能力を中心に回る立派な喜劇だなと思いました。
=========================
『总结』
彼女達の物語はプレイヤーや陽希から見て「幸福」だとはとても思えません。
ですが、

空は記憶が書き換えられてでも陽希に従属する事が出来た。
深月は理性で抑えられない行動論理を終わらせて貰えた。
ユイカは陽希を「幸福」にするという役割を続けていられる。

彼女達は「幸福」かもしれない。
しかし例え彼女達が「幸福」でも陽希が納得しない限り…彼女達が陽希の「正義」に反する限り陽希は「幸福」ではない。
「幸福」でない限りループし続ける。
自分自身の「幸福」は何処にあるのか。
周りから見れば「誰か一人が折れれば変わるかもしれないのに」と感じるこの物語。
それでもこれからもずっと長いループの中、彼は探し続けるのかも。

自分の譲れない精神。
自分の譲れない論理。
自分の譲れない愛。
…そして自分の譲れない正義。

絶対に妥協しない彼らが織りなす喜劇は続くのかもしれません。
Tags: 游戏