サリー・霧宮

魔道を追求し、能力を研究する機関 『国立キサラギ魔道学園』 で “天才” と呼ばれている少女。
無表情ながら寡黙ということはなく、とことん研究熱心。
現在の研究材料はもっぱら “久司朗” であり、記憶喪失と聞いてさらにときめいた。
落ち着いた物言いと大人しい態度が基本だが、突然突拍子もないことをいきなり口走ったりする。
また “研究” と称してどんなものにも興味を持ち、“元ネタ探し” などもきちんとする。
世界で唯一 “三つの能力 （ギフト）” を持つ者。
なお、ジーニアスは必ず “能力 は一つだけ” という原則があったが、それを打ち破ったのは彼女が歴史上初めて。
“ジーニアス計測値” もそれぞれの能力 が高いものを持っており、一つだけでも歴代ならば “聖女” になれたほど。
久司朗はそんなサリーの持つ能力たちに、なぜか強い郷愁を抱く。

Gift：修正天使 （アップデイト）
生まれついて持っていた能力 （ギフト）。 “破壊” されたモノを “修復” する。
人体組織などでも応用が利くため普通に癒しの力と思われがちだが、その応用力は物質の破壊にも対応することが可能。
なおかつ、この能力は使用時の “代償が存在しない”。

Gift：論理回路 （ロジカルダッシュ）
ある日、研究をしていたら突然手に入った、後天的な能力 （ギフト）。
あらゆる “当たり前” の可能性を論理的に思考する能力。
誰かが何かを思い、そして何をしようとしているのか考えるため、最も “未来予知” に近い能力とされている。

Gift：鋼鉄乙女 （アイアンメイデン）
研究の末に手に入れた能力 （ギフト）。 薬物投与で使用可能になる。
自身を硬質化することで、あらゆる事象を防ぐことができる。
皮膚や髪の硬質化のみと思われがちだが、心理の硬質化も可能。 そのため “行動予知” や “心理予測” を一切受け付けない。

「能力は気持ちの変化で進化したり退化したりするわ。つまり恋心を持てば能力は変化するということ」