ブラックスキャンダル

ep.10 黒幕はゲスの極み壮絶な結末を見逃すな

时长: / 首播:2018-12-06
勅使河原友和(片岡鶴太郎)が自殺し、勅使河原の屋敷で通夜が営まれた。勅使河原の死を悼む矢神亜梨沙(山口紗弥加)。屋敷の様子を伺っていた水谷快人(若葉竜也)は、死ぬ直前の友和とのやり取りを思い出していた。
勅使河原は、自分のもとを訪れてきた水谷から、息子の勅使河原純矢(安藤政信)が水谷の姉の明日那(中村静香)をビルから突き落として死なせた動画を見せられていた。「本当のことを話して下さい」と言う水谷に、「私が事実をもみ消した」と告白した勅使河原。「愛する家族を守るためだった」と詫びる勅使河原に、「そのあなたの『愛する家族』に僕の『愛する家族』は奪われた。僕はこの手であなたの愛する息子に復讐します」と水谷は告げて去った。その直後、勅使河原は自死した。
一方、純矢は突然の父の死に、「まさか自殺するなんて」と肩を落としていた。その純矢に、「それは本心ですか?水谷明日那さんを殺したのはあなたですね?」と尋ねる亜梨沙。すると「ああ。俺が殺したんだ」と認める純矢。衝撃を受ける亜梨沙に、「でもそれは、紗羅、君のためだったんだ」と純矢。
5年前、紗羅と婚約しながらも明日那とも付き合っていた純矢。「俺は二人ともを愛していた。だが君を選んだんだ。君と結婚したかった。だから、俺はああするしかなかった」と言う純矢に、唖然とする亜梨沙。藤崎紗羅の不倫スキャンダルをねつ造したのも純矢だった。「どうして…?」と尋ねる亜梨沙に、純矢は事情を明かす。5年前、週刊星流の巻田健吾(片桐仁)は、純矢が明日那を死なせた事件のゲラを純矢に突き付けた。「次号のトップ記事だ」と言う巻田に、「何か取り消す手はないか?」と純矢が尋ねたところ、「同等の価値があるネタなら差し替えてやってもいい」と巻田は答えた。
「それで、僕は、君の不倫スキャンダルをねつ造したんだ。君ならきっと、俺が不幸になるより、自分が不幸になる方がマシだと思ってくれると信じてたからね」と純矢。信じられないという顔の亜梨沙に、純矢は「そして君なら必ず帰って来てくれると信じていた。君も唯菜も俺を社長にするために頑張ってくれた。おかげで社長になれたよ。ありがとう。それに君の俺への愛の方が唯菜を上回っていた。君は唯菜に勝ったんだ。おめでとう」と、亜梨沙を抱きしめる純矢。呆然と純矢の腕の中に立ち尽くす亜梨沙。
亜梨沙から事情を聞いた花園由祐子(平岩紙)は、「まさか。あの男が全ての元凶だったなんて」と驚く。そして花園は「私たちにはあの動画がある。これであの男に復讐できる」と亜梨沙を励ますが、亜梨沙には迷いがあって……。
その頃、純矢は、フローライトのスタッフを集めて、「俺は人生をかけてチャレンジしたい。新たに事務所を立ち上げる。みんなも俺についてきてほしい」と宣言していた。そして新事務所の花となる新たな才能を発掘するオーディションを行うことになる。
一方で純矢は、小嶋夏恋(小川紗良)に主演映画の仕事を持ち込み、「これからは君がここのトップ女優だ。俺が君を直接担当するよ」と言い、初主演の記念にと夏恋に赤いハイヒールを贈るのだった。
亜梨沙はあるイベントで、その赤いハイヒールを履く夏恋を見て、ハッとする。藤崎紗羅も水谷明日那も同じように、純矢から赤いハイヒールを贈られていた。それを不吉な暗示のように思い出す亜梨沙。
思わず亜梨沙は、夏恋に「今すぐ、勅使河原純矢の傍から離れてください。あの人はあなたを不幸にする」と助言するが、「なんでそんなことを言うんですか?社長が映画主演の話を取って来てくれたんです。もうすぐ私の夢がかなうんです!」と反発する夏恋。その毅然とした夏恋の態度に、女優としての成長を見た亜梨沙は「強くなりましたね」と安堵する。夏恋は以前の気弱な夏恋ではなかった。亜梨沙は夏恋に、自分が藤崎紗羅として叶えられなかった夢を託していた。「夏恋さん、映画の主演に選ばれたこと、本当にうれしく思います。頑張ってください」と亜梨沙は去っていった。
純矢がオーディション開催についての記者会見を開いた。その会場に亜梨沙と花園も潜り込む。オーディションの紹介映像が流れる瞬間に、亜梨沙は明日那がビルから落とされる映像に切り替えた。「!」と驚く純矢。会場も異変に気付いてざわめく。だが、亜梨沙は、純矢が犯人だと判明する直前に映像を止めてしまう。「紗羅!?どうして止めるの」と咎める花園だが、亜梨沙はまっすぐステージの純矢の方へと向かっていった。
「純矢さん。この映像が何か分かりますよね?この場であなた自身の口から真実を語り、全ての罪を認めてここで謝罪しなさい」と亜梨沙。すると純矢は観念したようにゆっくりと膝をつき土下座をした。だが純矢は「申し訳ありません。私は阿久津唯菜さんと婚約していたにも関わらず、今一番大切に思っているのは矢神亜梨沙さんです」と口走る。「!?」と驚く亜梨沙に、「亜梨沙、君も一緒に謝ってくれ。君を愛してる。誰よりも。これは真実の愛だ」と得体の知れない圧力で亜梨沙に迫る純矢。
そこに「いい加減にしろ!」と現れる水谷。水谷は、純矢にナイフを突き立てた。だが、間一髪のところで亜梨沙が間に入り、亜梨沙が刺されてしまう。「どうして……」と驚く水谷の目前で、亜梨沙は純矢にキスを迫る。「愛しているよ」と亜梨沙にキスをする純矢の舌を、亜梨沙は噛み切った。悲鳴を上げる純矢に、「私たち、一滴残らず地球上から干されて消えよう」とほほ笑む亜梨沙で……。

純矢の立ち上げた新事務所では、失墜した純矢に代わって、花園が社長となりテキパキと指揮を執っていた。そこには、花園や亜梨沙をはじめ、タレントの夢をかなえるために人生をかけて寄り添うマネージャーたちがいた。そしてその亜梨沙のお腹には新たな命が宿っていて……

吐槽箱 1

#1 - 2018-12-7 14:18
(いいんです)
ブラックスキャンダル最終話【黒幕はゲスの極み!壮絶な結末を見逃すな!】[終][字][デ]

番組内容

【本当に謝罪会見すべきは私じゃない…】偽りの不倫スキャンダルによって地獄に叩き落された元人気女優が、整形して生まれ変わり、自分を嵌めたゲス達に復讐していく…!

詳細

勅使河原友和(片岡鶴太郎)が自殺した。
矢神亜梨沙(山口紗弥加)が、勅使河原純矢(安藤政信)に、水谷快人(若葉竜也)の姉の死の真相を問いただすと、「そうだよ、俺が殺した」と認める純矢。そして、純矢は、さらなる衝撃の事実を亜梨沙に告げるのだった…。
その後、純矢は新たに事務所を立ち上げることになり、看板女優となる小嶋夏恋(小川紗良)に目をかける。そして亜梨沙は、真の復讐へと立ち上がるのだが…

キャスト
出演者ほか

矢神亜梨沙…山口紗弥加
勅使河原純矢…安藤政信
阿久津唯菜…松井玲奈
水谷快人…若葉竜也
犬飼遊真…森田甘路
小嶋夏恋…小川紗良
田澤美樹…野村麻純
長谷川浩文…谷川昭一朗
水谷明日那…中村静香

藤崎紗羅…松本まりか
巻田健吾…片桐仁
花園由祐子…平岩紙

勅使河原友和…片岡鶴太郎

スタッフ
監督・演出

原作・脚本

音楽

井筒昭雄
【主題歌】

「ドグマン」ゲスの極み乙女。(TACO RECORDS/Warner Music Japan)

制作

【チーフプロデューサー】

岡本浩一
【プロデューサー】

福田浩之
中間利彦
茂山佳則
西紀州
【演出】

長沼誠
【脚本】

佐藤友治