流るる星の民

東方音楽を民族楽器を使用してアレンジている私たちの３作目は
ちょっと宇宙の匂いがするテイストに仕上がっています。
宇宙ってにおいしねぇだろ、っていうのはやめてね！
本作は、東方キャラを宇宙を、舞台が物語の
登場人物に見立てて作りました。

荒涼とした惑星。資源に乏しいその国は星の光を集めて
いろいろなものに作り変えることで生活していた。
彼らは星を祀る儀式によって、星への感謝を忘れないようにする。
感謝の儀式は笛や太鼓の音色で彩られたにぎやかな儀式。
子供たちはその儀式が好きで好きでしょうがない。
年に一度の祭とばかりに騒ぎ立てる。
でも、大人たちはどこか悲しげ。そう、子供には語られない秘密がある。
彼らが見上げる星は実は人工衛星で、まばゆいエネルギーを
その惑星に向けて放っているのだ。
そしてそのエネルギー源は神に選ばれた子どもの精神だった。
喧騒と悲愴、その二つが織り成す祈りの儀式。
人々は星と星とを流れるがごとく時代を紡いでいく。