最上佐和子

四郎の母である古鷹理恵子の妹で、四郎の叔母に当たる。
甥っ子である四郎とは当然面識があり、幼い頃から気に入っていた。
7年前には四郎の受け入れを訴えるも、両親や親戚から猛反対され願い叶わなかった。
大学卒業後は有名デザイナー会社に就職。その後自らスタジオを起こし大成功を収める。
社会的地位と財力を手に入れたことから、四郎を引き取ることを決意する。

その容姿は端麗の一言で、デザイナーの仕事をしつつモデルとしても活躍していたほど。
性格はかなりの楽天家で、あれこれと深く考えることなく物事を勢いだけで乗り越えるタイプ。
ただし、ビジネスに成功しているだけあって、大胆さと共に思慮深さと慎重さを持ち合わせている。
大好きだった姉がこの世界に唯一遺してくれた存在として、四郎は佐和子にとって特別な存在となっている。

「ふふ、そんなに構えないで。別に取って食べたりしないから。それとも、もしかして緊張しちゃってる？」