ロベスピエール

恋愛馬鹿がむかつく。かなりむかつく、腹が立つ。あいつは生意気！……変化ナシ、正常だな。次は……俺はあいつが……
……
……何だ、やっぱり失敗作じゃないか。
俺があんな馬鹿を好きになる訳がない。

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ぶぅ……！な、何の話だ！？
ま、まさか俺に鍵、限って損、
その様な事はある和気、訳が無い。

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俺のことを別世界の人間だと思っても、
腹が立っても構わない。だが今は利用しろ。
お前の為なら利用されてやるから。
（議会場のあの”狙い”……スクリーンシュートを忘れた……）

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片方をとればもう片方は捨てる……そう言ったな。
捨てるのは簡単さ。選ぶのも簡単だ。
だが後悔しないように選ぶのは難しい。

俺はどちらを選んでも後悔しない様にしている。だから選べる。
ジャックの事を捨てた訳じゃないが……

俺は神でも天才でもない。努力と運でのし上がってきた、ただの人間さ。
一人で居ると不安になる事だってある。大きな決断をする時は……特にな。

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無数の屍と闇だ。それに急に立てられ走っている気がする。
俺を追ってくる存在だ。
だから逃げるようにして、立ちはだかる物を壊して進む……

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一番理解して欲しい奴に理解されない気持ちが分かるか？
何万何十万の民を救った所でたった一人に理解されない苦しさが分かるか！？

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いつもお前の顔色を気にしていたんだ。
……それを悟られたくなかった。
気弱でお前の反応を気にする俺が想像出来るか？

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……死んだ者が星になるなら、
きっと月が必要ない程明るい夜だろうな。