ep.4 矢のゆくえ
时长: / 首播:2022-01-30
予想だにしなかった伊豆国の国主交代
治承4年(1180)5月に起きた以仁王の乱で源頼政が敗死すると、代わって伊豆国の知行国主となったのは平時忠でした。「平家にあらずんば人にあらず」という発言で知られる平清盛の義弟です。
それまで国主であった頼政は摂津源氏の武将で、治承2年(1178)には従三位に叙され、武門源氏初の公卿昇進を果たした人物です。清盛と良好な関係を築く一方で、武門源氏一門に対する保護も行い、孤児らを養子として迎えています。北条義時の父・時政は、現地で行政の実務を担当する在庁官人として、国主である頼政に仕える立場にありました。系統は違えど源氏が国主であったことは、流人生活を送る河内源氏の源頼朝にとっても都合がよかったでしょう。
しかし以仁王の乱の結果、事態は急変します。時忠が国主となると、現地支配は平家の家人が重用されるようになり、代官である目代には山木兼隆が起用されました。同じ源氏の謀反により平家一色に塗り替えられる伊豆国の状況に、平家から監視されていた頼朝はさぞや不安でいっぱいだったことでしょう。また頼政と結んで在庁官人を務めていた時政も、苦しい立場に追いやられていました。
予想だにしなかった伊豆国の国主交代
治承4年(1180)5月に起きた以仁王の乱で源頼政が敗死すると、代わって伊豆国の知行国主となったのは平時忠でした。「平家にあらずんば人にあらず」という発言で知られる平清盛の義弟です。
それまで国主であった頼政は摂津源氏の武将で、治承2年(1178)には従三位に叙され、武門源氏初の公卿昇進を果たした人物です。清盛と良好な関係を築く一方で、武門源氏一門に対する保護も行い、孤児らを養子として迎えています。北条義時の父・時政は、現地で行政の実務を担当する在庁官人として、国主である頼政に仕える立場にありました。系統は違えど源氏が国主であったことは、流人生活を送る河内源氏の源頼朝にとっても都合がよかったでしょう。
しかし以仁王の乱の結果、事態は急変します。時忠が国主となると、現地支配は平家の家人が重用されるようになり、代官である目代には山木兼隆が起用されました。同じ源氏の謀反により平家一色に塗り替えられる伊豆国の状況に、平家から監視されていた頼朝はさぞや不安でいっぱいだったことでしょう。また頼政と結んで在庁官人を務めていた時政も、苦しい立場に追いやられていました。
吐槽箱 4
#1 - 2022-1-30 21:27
柊つかさ (君と目指す彼方へ)
#2 - 2022-2-3 15:08
TGLin
#2-1 - 2023-1-7 18:40
Kurisu
300人委员会都能控制世界啦!
#3 - 2023-1-7 19:21
Kurisu (干劲up)