正義の味方

ep.6 チキンハートな姉妹たち

时长: / 首播:2008-08-13
直紀(向井理)と一緒にアフリカに行かずに日本に残った槇子(山田優)が、克夫(平泉成)と里美(山口いづみ)に良川家での昼食に呼ばれる。槇子の命令で一緒に行くことになった容子(志田未来)は、さっそく始まった嫁と姑の応酬に気が気でない。しかも舅と姑が席を立ったスキに、 出された寿司の美味しそうな所を食べまくる槇子。すまし顔の槇子に、あっさり容子が“犯人”にされてしまうのだった。
 まもなく、直紀が国際会議出席のため、急きょ一時帰国。容子は、槇子の命令で新居の掃除や買い物をさせられる。その夜、直紀の姿を確認して帰った容子。 翌日になってようやく槇子のいない家で自由を実感するのだった。晴れて汐留のイベントで響子(中村静香)らと遊んだ後、海賊版のDVDを借りた容子は、一人でテレビを占領できると喜ぶ。ところが、直紀は仕事の会食で帰りが遅いという槇子が現れ、夕食を食べた上に海賊版DVDを持って帰ってしまった。
 翌日、直紀に大好物のチキンカレーを夕食で食べたいと言われた槇子は、置いてあった例のDVDのことを聞かれる。それが海賊版だと気付いた直紀は、今回戻った目的が、知的財産権を守るための国際会議への参加のためだと明かす。直紀の話によると、海賊版DVDなどの摘発はなかなか難しいらしい。
 仕事先の槇子からチキンカレーを作れ、との連絡が入ったのは、容子が麻衣(志村玲那)らとプールに行く約束をした直後。容子は、槇子に直紀から仕事で帰りが遅くなるとの連絡が入っていたとも知らず、せっせと料理を始める。途中鶏肉を買い忘れたことに気づいた容子は買出しの途中に偶然陸と出会う。陸(本郷奏多)や、陸の家にやって来た知佳(西内まりや)まで巻き込んで、カレー作りはようやく夜になって終了した。
 徹夜仕事をこなして帰宅した直紀が必ずカレーを食べると宣言した次の日、槇子は、直紀がその日も帰りが遅くなると知り、ガックリ。そこにおふくろの味を手にした里美がやって来たことから、槇子に緊張が走った。たまたまDVDを取りに来た容子は、またしても嫁姑争いの間に立つことになって、居心地が悪い。 里美の手料理を食べる槇子に対し、チキンカレーを食べる里美と容子。微笑の中でトゲのある言葉が飛び交うのを見た容子は、戦々恐々となった。
 食器を洗い終えた容子が帰って程なく、槇子は克夫からの連絡で、里美が腹痛で入院したと知る。肉が腐っていたと考えた槇子は、容子を呼び出し、買い物をした肉屋に押し掛けるが――。

閉まっている肉屋のシャッターを叩く槇子に、容子は作っておいたカレーを冷蔵庫にしまっておいたの?と尋ねる。この暑い時期に丸一日冷蔵庫にしまわずにカレーを出しっ放しにしておいたら肉も悪くなっちゃう・・・、という容子に槇子は「そうなの?」と答える。
その時、容子も急にお腹がキュルキュルと鳴り出す。店のシャッターが開くと、容子はトイレを貸してくださいっ、と飛び込むが、ダンボール箱につまずいてしまう。すると大量のDVDが飛び出してきた。それは容子が響子から借りていたDVDと同じ海賊版DVDだった。なんと、その店は肉屋を隠れ蓑にした海賊版DVDの密輸組織だったのだ。
 翌日、槇子は稲田事務次官からDVDの密輸組織を摘発したことで、礼をいわれ、「貴方は、我が省の、いえ我が国の正義の味方です。」と褒められる。槇子は「夫の助けをしただけですわ、正義の味方がいるとしたら私の夫です。」と答える。そしてこの度開かれる国際会議の草案も作成している事を告げると、稲田事務次官は二人の名前を覚えておきますと、言い去っていく。

 政務省では時期外れの人事異動発表があった。直紀のドンボ共和国赴任が取り消され、大臣官房付きとなり、日本に戻る事になった。
 直紀のマンションで直紀と槇子、克夫と里美、そして容子が食事をしており、槇子は以外にもテキパキと料理をこなし振舞っている。その姿に驚く容子。すっかり良川家の嫁だなぁ、と克夫が関心する一方、里美は騙されないから・・・とつぶやくのだった。
 何はともあれ、槇子と直紀の新婚生活がようやく本格的にスタートし、晴れて容子は自由の身になった喜びに浸っていたのだが―――。

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