増山超能力師事務所

ep.4 愛すべきは男の見栄

时长: / 首播:2017-1-26
 増山圭太郎(田中直樹)が所長を務める増山超能力師事務所に金髪のキャバクラ嬢・宇川明美(ルウト)がやってきた。「マッスン(増山)に呼ばれたんだけど」と言う明美の態度の悪さに、追い返そうとする住吉悦子(中村ゆり)。悦子の機嫌が悪い原因は、明美を呼んだ張本人である増山が丸3日も音信不通であるという事もあった。所員の朋江(平田敦子)や高原篤志(浅香航大)、中井健(柄本時生)になだめられ、渋々、明美の能力テストを行う悦子。結果はさんざんだったが、悦子は「コントロール出来ていないだけで潜在能力はかなりある」と判断。帰ろうとする明美を呼び止める。だが「さっきは追っ払おうとしたくせに」と反抗心を露わにする明美。「聞こえてた?」という悦子の問いに、明美は「いや、読めてるから」と言い捨て事務所を出て行ってしまった。読まれないよう心にフタをしていたはずが心を読まれていた事に、悦子は呆然とするしかなかった。

 その夜、明美はキャバクラ店で、イヤな常連客(インパルス堤下)を超能力で撃退し、店内をパニック状態にさせてしまった。そして、既に何度も同じような騒ぎを起こしていた明美は、店長からクビを言い渡されてしまう。

 一方、増山超能力師事務所には、河原崎晃(忍成修吾)が顔を見せていた。超能力で、明美が事務所に来ていたと知った河原崎は、実は増山と明美のお店に行った事があると打ち明ける。増山をキャバクラ店に連れて行ったのは河原崎だった。増山は明美を一目見た瞬間に能力を見抜き、スカウトしたという。それを聞き、そこまでの逸材なのか?と考えあぐねる悦子。「魂の不安定が能力の不安定にもつながる。増山さんはそういう奴を放っておけないタチだから」と言う河原崎。また、増山から3日も連絡がない事を聞いた河原崎は、「あの仕事を引き受けたのか・・・報酬に目が眩んだな・・・」と、増山が危険な依頼を引き受け、遂行中である事を知らせる。

 それからも増山からの連絡は一切なかった。おそらく増山が高額報酬の仕事を引き受けた理由は、あのキャバ嬢を事務所で雇う為だ…。そんな時、石野公子(上原多香子)が増山を訪ねてくる。公子は、現在不正献金疑惑で世間を騒がせている国会議員・安田幸一(モト冬樹)の秘書。公子の話によると、今回マスコミに安田の疑惑をリークしたのが、公子と同僚の秘書を務める大倉和斗(とろサーモン村田)であり、その大倉が現在、重要証拠を持ち出して姿をくらませているというのだ。そこで安田議員は、大倉が証拠を世間に露呈する前に身柄を確保するよう増山に依頼したのだ。これこそが例の『高額報酬の案件』だった。そして今日、公子は安田議員に無断で、大倉の捜索打ち切りをお願いしに来たという。理由は勿論、見つかれば口封じに殺されてしまうだろうから。それだけは絶対に避けたいと懇願する公子…。悦子は増山と連絡がつき次第、意向を伝える事を約束した。

 その頃、増山は安田議員の事務所にいた。増山はドアの前で賑わっているマスコミを、超能力を使って一掃すると、ある方法で大倉の行先を感知する。そして篤志に電話をかけて呼び出した。増山に「自分達も今回の調査はやめた方がいい」と伝える篤志。犯罪の片棒を担ぐような依頼は増山に似合わないという思いからだった。

 その後、増山は遂に大倉に辿り着く。大倉は「見逃してほしい」と哀願するが、増山は「顧客(安田議員)の依頼は絶対なんで」と受け入れず、大倉はあっさりとヤクザに引き渡されてしまう。増山からの電話で銀行口座に800万円の報酬が振り込まれたことを確認した事務所メンバー達は、「本当に大倉の身柄を引き渡したんだ・・・」と呆然とする。今頃、大倉は安田が雇ったヤクザ達の手により殺されているかも知れない…。そこへ突然、増山が姿を現す。大倉の身を案じ、誰も声が出ない中、増山が意外な事実を伝える!

 絶体絶命の議員秘書・大倉を救うため、増山が取った一発逆転の手法とは!?増山超能力師事務所の新メンバーに加わる異能のギャル?明美の正体とは!?

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#1 - 2017-1-27 14:05