山下明彦 山下明彦

ビーボォー出身。
スタジオぱっく、アトリエ戯雅、フェニックス・エンタテインメント、スタジオジブリを経て、現在フリー（トラッシュスタジオ）。

トムとジェリーでアニメーションの動きの面白さに目覚める。
初動画は名探偵ホームズ、初原画はうる星やつら。

ビーボォー解散後は北爪らビーボォー出身者で作ったスタジオ『アトリエ戯雅』に参加するも経営破綻。ちなみにこの時期は後藤圭二に動画の指導をしている。

次に『プロジェクトチーム・ムー（後のフェニックス・エンタテイメント）』に参加し、彼の代表作ともなる『ジャイアントロボ』に参加。しかしジャイアントロボに予算をかけすぎたため、フェニックスエンタテイメントは規模縮小、実質的に制作事業から撤退。

『ジャイアントロボ』終了と同じ年の『serial experiments lain』からトライアングルスタッフで活躍するもトライアングルスタッフは2000年12月に活動を停止。

08小隊での川元利浩氏が担当したポスターの原画の線の柔らかさに刺激を受け、行き詰まったときにはその絵を観て軌道修正をするらしい。

ストレンジドーンのキャラクターデザインを挟んで、スタジオジブリ作品に『千と千尋』から参加。同作で宮崎駿の絶大な信頼を得、『ハウルの動く城』では筆頭作画監督となる。また宮崎吾朗監督作『ゲド戦記』では作画演出という珍しい職につき、監督の絵コンテの整理・監督のレイアウトチェックのチェックなど、先生的な役割を果す。

初動画は名探偵ホームズで、キャリアの初期で宮崎駿作品に参加している。

自身がキャラクターデザインを勤めた『ゼーガペイン』は作品の完成度を高く評価しており、時間が合えば本編にも参加したかったとコメントしている。

三鷹の森ジブリ美術館用の短編「ちゅうずもう」で初監督。企画、脚本は宮崎駿で、山下は絵コンテも担当している。