人の心の中にはひとつの卵があるという。その卵は心の中で表向きは無いことになっている何者かを貯えながら育っていき、殻の中で生まれ出るその日をずっと待ち続けているのだという。それが殻を破ったとき、その可能性はこのぼく、ブギーポップをも凌いで、世界を押し潰すかも知れない。...そして卵の指し示す運命はここにひとつの対決を生み出す。一人は既に最強で、もう一人はこれから殻を破る。だが宿命の秒読みは二人が出会うそのときまで刻まれ続ける。最強と稲妻、この二人は己の生きるたったひとつの道を見出すため、多くの者を巻き込み避けえぬ激突を迎えることになるだろう―謎のエンブリオを巡る、見えぬ糸に操られた人々の死闘の第一幕がいま上がる。
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关联条目
- 系列 ブギーポップ シリーズ
小说评价:感觉本卷的开头比较中二,一时间很难入戏;不过上远野浩平简练的文笔叙述确实是很加分的环节,干练的氛围营造而不失剧情的流畅。本作的后半部分铺开了很多伏笔,总有种山雨欲来风满楼的感觉。
好短