Loving House Vol.3 佐倉雪

形だけの婚約者と、同居生活はじめます。

≪Introduction≫
20××年、深刻な少子高齢化社会が進む日本で、とある政令が発表される。
“婚約した場合、2人の生活においての家賃と賃金の金銭的な手当てを支給する。
しかし、満35歳までに婚約者のいないものは、今後受け取ることのできる全ての補助金を一切ナシにする”という政令だった。
困った国民たちは男女で結託し”偽装婚約”が流行。
しかし、抜け道を阻止すべく政府は新たな法令の追加を決定する。
それは、”婚約者同士は同居生活を送り、婚約を証明すること”というとんでもない政令だった！
同居の証明が必要になってしまったあなたは、恋愛感情の全くない男性との同居生活が始まってしまう。
政令による奇妙な関係の行方は――！？

≪ストーリー≫
「先生がわかるように優しく教えてあげる。
あんたが落ち込んでるから、俺が慰めてあげるって言ってんの。
先生のことが好きだから」
腹黒大学生の雪と、ゼミの助手として働くあなた。
雪は、最低な彼氏に振られ傷心中のあなたに振り向いてもらうため試行錯誤していた。
意地悪な性格と、あなたへの好意を隠していたが、ある日、親友との電話を聞かれ早々にバレてしまい……！？
失恋してしまったあなたを見て、どこか自分と重ねる雪。
先生と生徒でもあり、婚約者でもある二人の関係の行方は――