らぶバト!2nd Attack

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    (ミスカトニックSIDE)
    「勝者選定不能」という、前代未聞の結果を迎えた59期「大天聖祭」から1ヵ月後――。
    いまだ「大天聖祭」の興奮さめやらぬ天聖院学園から遠く離れた、アメリカ合衆国マサチューセッツにある魔導学園都市の中枢「ミスカトニック大学」では、ひとつの騒動が持ち上がっていた。ヴァチカンの禁書封印省に勝るとも劣らない魔導書・禁書の蔵書数を誇る大学付属魔導図書館では、図書館長フェリシア・ワーズワースの悲鳴に近い叫び声が響き渡る。原因は館長室に残されていた、フェリシアに宛てた一通の置き手紙。そこには、「三年ぶりに連休が取れたので、ちょっと麗華のクソバカふぁっきんびっちをぶっ殺してくるね♪ ついでにフレアも連れて帰ってくるから。すぐ帰るから心配ご無用、ちゃお!」という衝撃の内容が……! 差出人はミスカトニック大学の現最高指導者であり、人類最高峰の頭脳と讃えられる天才魔導師クロニカ=メル=ゴールドシュタイン。傲岸不遜・傍若無人という点でお互いそっくりな性格の麗華とクロニカは幼い頃から犬猿の仲、会った瞬間殺し合いに発展するという物騒この上ない関係だったのだ! 15歳にして大学統合理事代理、魔導物理学部教授、霊子研究開発局局長、魔導司書大隊司令などなど多くの職務を兼務するクロニカは、その多忙さ故にここ数年は麗華と会うこともケンカをすることもなかったのだが、奇跡的に休暇が取れたことで、クロニカの麗華へのライバル心が再燃したらしい。
    「このままじゃ、ミスカトニックと天聖院はホントに全面戦争に突入しちゃう!
     いいえ、それ以前に今のクロニカと麗華さんが全力で戦ったら、国のひとつやふたつは吹っ飛びかねない……!
     だからわざとクロニカを忙しくしてたのに……。んも~~~~っっっ! クロニカのアホーーーっ!」
    心の叫びを押し殺し、予測される最悪の事態(日本沈没とか)を回避するため、フェリシアは魔導司書大隊第一小隊隊長・リルケを引き連れ、天聖院学園のある人工島「ニライカナイ」へと向かうのだった。

    (天聖院SIDE)
    玉座の塔崩壊、優勝賞品の逃走(捕まった)という前代未聞の結末を迎えた「大天聖祭」から1ヵ月後――。
    戦闘能力を閃華に認められ正式に学園に入学した奏、ミスカトニックのスパイ容疑がかけられたが無罪放免され学園に留まることを自ら望んだフレア、そして相も変わらず打倒・麗華を公言する鬼火、九蓮寺家にまつわる古き妄執を断ち切った早苗は、生徒会公認ペット(←役職)として任命された主人公のまわりで、それなりに楽しく学園生活を過ごしていた。ただ一人、麗華だけは浮かない顔をして、副会長の八雲 凍子を心配させていた。そんなある日、麗華は来る新たな大天聖祭までの間、奏、鬼火、フレア、早苗の4人を、天聖妃および学園守護を任務とする天聖妃直属組織“四聖将(しせいしょう)”に任命する。それは天聖院学園を守るための、麗華の戦力向上策の一環。麗華は新たな大天聖祭を待たずして、天聖院家、そして天聖院学園に大きな脅威が迫るであろう事態を予測していたのだ。だが、その日天聖院学園に襲来した脅威は、麗華の予想とはぜんぜん全く違うもので……。麗華の前に現れた少女を前に、麗華は怒りと嫌悪に身を震わす。
    「あ……、あの、あばずれド腐れ女……、このクソ忙しい時にいったい何の用があって来やがったのよ……、
     は、あははは、いいわ、そんなに死にたいなら、お望み通りぶっ殺してあげるわ!」
    ここに、超低次元ながらも、関係ない人たちにとっては被害甚大・はた迷惑この上ない、史上最大(最低)の大げんかが幕を開ける……。
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    bangbangLu 想听 @ 2012-6-29 21:34

    黑子和酋长,我来了

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