アージェント・猫実

『駅』の娯楽の一つである映画車輌の管理人である娘。
一昔前の女学生のような衣装を身に着け、眼鏡でそばかす、
一見生真面目な委員長タイプに見えるも、
その中身はセックスに対して多大な好奇心を燃やす根暗な処女。
ちゃんとセックスできる相手がいるカップルを見ると、気が狂いそうなほどの嫉妬に駆られ、
為にオキカゼと沙流江に対しても敵愾心を抱いている。
なお彼女が営む映画車輌は、表向きは健全な娯楽映画を上映しているが、
陰ではこっそりとピンク映画を流していたりもする。

「……なんでまた観に来てるんだか。お前には沙流江って情婦（イロ）がいるんでしょうに。
ちゃんとセックスする相手がいる奴は鑑賞禁止だ帰れ帰れ。
……あ゛？　そんなこと誰が決めたって？
五月蝿いな、あたしがそうだっつったらそうなの。
ごちゃごちゃ抜かすとまっ裸（パ）になって屋根に登ってげらげら笑うぞ。
根暗の処女を舐めんなよ？」