カゲツ

「団長さんに出会えたこと……それが私の人生で、一番運がよかったことかなぁ……。。多分、一生分の運を使い果たしたって言われても、後悔しないよ。。……団長さん、私に出会ってくれて、本当にありがとう。えへへっ♪」
　
雇われのバトラー(平たく言うと執事)で花騎士。
佇まいは凛としているが、割と砕けたようなのほほんとしたような口調をしている。
自他共に認める運の強さで、花騎士としてはまぁそこそこの実力と称するが運も実力の内と信じている。運の強さはギャンブルや勝負事に限定的で、日頃の運の良さは普通並らしい。
その運の強さは花騎士になれたことから始まり、戦略ボードゲームで適当に置いた駒が好手になったり、
料理対決なら適当に調味料を振ったらベストな味付けになったり、先に動いたら負けのゲームをすれば相手が動かざるを得ない状況が舞い込んでくる等々。
ただし日数が経過した料理を口にするといった、明らかにヤバいものに対しては運は働かない模様。勝負以前の問題な気もするが……
逆にその運の強さ故、純粋な実力勝負がしたくても中々できず、運以外の実力が把握できないのが悩みのタネ。
騎士団にいる他の花騎士の、運に頼らず実力で何かを掴もうとする姿勢には憧れと尊敬の念を抱いている節がある。
　
運の強さに目を付けられ、カゲツがいれば勝てると思われ頼られていた。
しかしそれはあくまでも「カゲツ自身」ではなく「カゲツの運で得られるお金」が欲しいという下心でしか見られておらず、そういった者のために戦うことを本人は嫌っている。
こうした経緯があってか、カジノには何度か足を運んでいて、そこでスキラと知り合い雇われたようだ。