ep.44 審判の日
时长: / 首播:2022-11-20
想像を絶する高み・右大臣
父・頼朝を超える左近衛大将に昇任し、建保6年(1218)7月8日に鶴岡八幡宮で直衣始を執り行った源実朝。このあとも治天の君である後鳥羽上皇の支援を受けて、誰もがあきれる異例の早さで昇進していきます。
同年10月9日には、貴族社会でも破るのが難しいとされる大臣の壁を突破して内大臣に昇任。その1か月後、11月11日に左大臣・九条良輔が34歳で死去すると、12月2日に甥の九条道家が右大臣から左大臣に転じ、同日付で空いた右大臣のポストに実朝が昇任します。太政大臣が名誉職化していた当時の官僚体系にあって、右大臣は左大臣に次ぐ武家には想像を絶する高い地位です。良輔の死去という事情があったとはいえ、右大臣という高みに、内大臣への任官から2か月もたたない異例中の異例ともいえる早さで到達したのです。
想像を絶する高み・右大臣
父・頼朝を超える左近衛大将に昇任し、建保6年(1218)7月8日に鶴岡八幡宮で直衣始を執り行った源実朝。このあとも治天の君である後鳥羽上皇の支援を受けて、誰もがあきれる異例の早さで昇進していきます。
同年10月9日には、貴族社会でも破るのが難しいとされる大臣の壁を突破して内大臣に昇任。その1か月後、11月11日に左大臣・九条良輔が34歳で死去すると、12月2日に甥の九条道家が右大臣から左大臣に転じ、同日付で空いた右大臣のポストに実朝が昇任します。太政大臣が名誉職化していた当時の官僚体系にあって、右大臣は左大臣に次ぐ武家には想像を絶する高い地位です。良輔の死去という事情があったとはいえ、右大臣という高みに、内大臣への任官から2か月もたたない異例中の異例ともいえる早さで到達したのです。