模倣犯

ep.1 前篇

时长: / 首播:2016-09-21
東京・台東区の公園で女性の右腕と鞄が発見された。鞄は3カ月前から行方不明の20歳の会社員・古川鞠子(松本穂香)のものと判明。祖父・有馬義男(橋爪功)と母・古川真智子(室井滋)が警察の事情聴取を受けていると、TV局から通報が。犯人らしき人物が人工音声の電話で「腕は鞠子のものではない。彼女は別の場所に埋めてある」と告げたというのだ。
茫然自失の真智子は車道にさまよい出てトラックにはねられてしまった。 そのニュースを見ていたルポライターの前畑滋子(中谷美紀)は「鞠子」の名を聞き中断していた失踪女性のルポで取り上げていた人物だと気が付き、滋子は雑誌『サブリナ』編集長の板垣雅子(高畑淳子)を訪ね、失踪者のルポを書かせてほしいと頼み込んだ。
熱意に動かされた板垣から、重要情報が明かされた。右腕の第一発見者は塚田真一(濱田龍臣)という17歳の少年で、1年前に起きた一家強盗殺人事件の唯一の生存者だというのだ。少年を新たな悲劇の発見者とする切り口で書く条件で、滋子は連載を担当することに。
真一もまた、家族が殺された事件と向き合い前に進むために、滋子の取材の助手をしたいと申し出た。
一方、有馬義男は人工音声の電話を受けホテルに呼び出されてフロントに行くと、手紙が預けられていた。預けたのは女子高生だったという。手紙の指示通りに動いたが情報は得られず、義男は憔悴しきって古川家に戻った。玄関には鞠子の腕時計が入った紙袋が…。
添えられていた紙には「これで俺が本物だと分かったか」の文字。義男は低く悲鳴を上げる。
そして同じ日の真夜中、ホテルに手紙を届けた女子高生が死体で発見された。
相次ぐ殺人事件に警察やマスコミが翻弄されるなか、再びTV局に人工音声の電話が。
人工音声は「古川鞠子は骨になった。引越センターの駐車場に置いた」と告げる。
無情にもそれは鞠子の骨だと確認される。だが、犯行はなおも続く。滋子の挑発により、今度は男性を拉致したという。警視庁捜査一課刑事・武上悦郎(岸部一徳)らは懸命の捜査を続けた。そこに、群馬の山中で車の転落事故発生の一報が入る。車中には、運転していた栗橋浩美(山本裕典)と高井和明(満島真之介)の遺体があった。更にトランクからは後ろ手に拘束された死体が発見される。それは犯人が拉致を表明していた男性だった。しかも浩美の部屋からは右腕のない女性の遺体や、犠牲者と思われる多数の女性の写真が見つかった。警察は、浩美と和明の2人を一連の誘拐殺人事件の犯人と断定した。

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