増山超能力師事務所

ep.10 帰ってきたのは貴女のため

时长: / 首播:2017-3-9
 篤志(浅香航大)は焦っていた。用意していたはずの調査報告書を失くしてしまったからだ。なんとか再度作成し、依頼者・長尾秀人(山中崇)の待つ応接スペースに戻る篤志。長尾からの依頼は、竹田月子(芹那)の居場所を調査する事だった。遠距離恋愛を続けている中で、突然音信不通になってしまったというのだ。月子には現在付き合っている男性はいないと聞き、安堵した長尾はプロポーズをするつもりである事を打ち明ける。報告書を読み始めた長尾を残して、席を立つ篤志。その時、中井(柄本時生)と悦子(中村ゆり)の声が聞こえてきた。2人は近くのビルの屋上を見上げ、何やら揉めている。ビルの屋上には数羽のカラスが集まっていた。篤志が見守る中、悦子が窓を開け発火能力を発動させた。中井が邪魔をして事なきを得たが、そんな騒動に何の反応も示さず報告書に没頭している長尾に、篤志は違和感を感じた。篤志が給湯室でお茶を淹れ戻って来ると長尾の姿がない。明美(ルウト)によると、急に出て行ったという。その時、異様な物音が事務所内に響いた。

 ほどなくして長尾が戻ってきた。電話がかかってきたので席を外したのだが、間違い電話だったと言う。と、その時、サイレンが聞こえてきた。窓から外を覗くと警察が来ている。近くのビルで転落事故があったらしい。さっき聞こえた物音は人が落下した音だったのだ。

 暫くして、刑事・榎本(六平直政)が事務所に姿を現した。落下したビルの屋上からDM値が検出されたからだ。超能力による他殺と考える榎本に、自分達は無関係である事を主張する増山(ココリコ田中)。第一、落下音が聞こえた時、能力者全員が事務所にいたのだ。その時、「あ!」と悦子が声を上げた。屋上で検知されたDM値が、カラスを追い払おうとした悦子の発火能力によるものだと思い至ったからだ。それを聞いた榎本は、悦子の火に驚いて被害者が屋上から落ちた可能性を示唆する。その時、鑑識係員を伴って榎本の部下である白石が入って来た。現場から被害者の鞄と携帯が見つかったという。携帯の履歴から、被害者は落下する直前に誰かと連絡を取っていた事がわかった。リダイヤルした途端、事務所内に携帯の着信音が響いた。それは、長尾の携帯から鳴っていた。「どうして被害者とあなたが繋がっているんです?」と詰め寄られ、先程かかって来た間違い電話だと弁解する長尾。だが、被害者の名前が『金田信夫』と知った時、長尾は明らかに動揺の様子を見せた。その変化を見逃さなかった榎本は、長尾を重要参考人として事情聴取をしようとする。そして金田の鞄には、篤志が失くした長尾からの調査依頼報告書が入っていた。篤志のサイコメトリーにより、調査報告書が金田によって盗み出された事が発覚する。つまり、金田も何らかの理由で月子の個人情報を欲しがっていたのだ。

 長尾と金田と月子、3人の関係は?長尾の過去の秘密とは?事件の謎が明らかに!

 そして、増山たちに高鍋リサーチ代表・高鍋逸雄(鹿賀丈史)の影が忍びよる…

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#1 - 2017-3-10 20:10