あこがれていた。そうなりたいと思っていた。そして、いつか越えていきたいと。かけだしのなんでも屋・火乃香にとって男の背中はいつも偉大だった。常にトップであり続けるその男の名は-MJ。四つの季節の名を持つ街を訪れた火乃花。彼女が天宙眼に感じた違和感は、ある闇の存在からの信号だった…。(「さなぎ」より)闇に巣くう恐怖と闘う火乃香を描く中編に加えて、月刊ドラゴンマガジンに連載された浄眼機やノル・メイリンにスポットをあてた短編を収録。さらに、いままで謎とされてきたMJチームの活躍を描く表題作を加えた短編集第三弾。
more...