ローマとアフリカ、都市と辺境が激しく交錯!
はたして博物学者は、神秘の地で何を見るのか!?
大噴火に見舞われたものの、何とかアフリカに上陸したプリニウス一行。そこで出会うもの全てに好奇心を刺激される博物学者は、当地の総督であるウェスパシアヌスと旧交を温めたのち、ラクダに乗って新たな旅路へ。
一方の帝都ローマ。皇帝ネロは倦怠の日々。凶兆を憂う王妃ポッパエア、奸計をめぐらす側近のティゲリヌス、ユダヤの宝石商、哲人セネカ……陰謀渦巻く王宮で、それぞれの思惑が交錯する。破滅の火の手が今そこに!
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