「運命の相手って、いったい誰が決めるんだろう……?」スター張りの華麗な医師たちを擁するN大附属病院。過去の傷を乗り越え青木との関係を築き始めた菊地。そんな矢先、米国からの視察団が来日。そのメンバーにある人物がいた。須堂雅彦---アメリカ在住の精神科医師。そして青木と学生時代に特別な関係があった男。青木のことを『運命の人』だと告白する須堂に菊地は……。一方、恩師の息子でN医大を目指す恭介を預かった志乃崎は、ある日、恭介の父親との深い確執を目の当たりに…。自分の存在意義を見つけられずに生きてきた恭介の姿に、志乃崎の中で何かが確実に変化し始めていた---。『---君に出会えたことに、心から感謝します』
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