新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女 游戏

3月28日発売の週刊ファミ通にて正式に発表された『世界樹の迷宮』シリーズの最新作。シリーズとしては初めて、ナンバリングされないタイトルとなる。
小森成雄ディレクターいわく、今作は『1』の再構成となる。

スクリーンショットで確認できる限り、UIや敵モンスターが3Dで描写されている点は『Ⅳ』と共通しているが、主人公が固定され、キャラクターそれぞれにCVが用意される、オープニングアニメーションがあるなど、自由なパーティーメイク・ロールプレイをテーマとしてきた同シリーズとしては異例の試みがなされている。
小森氏によると、変わらぬスタイルで4作続いてきたシリーズに新しい要素を加えるにあたって、演出面・物語面を強化することを目標にしたため、このような新要素が追加されることになったという。
従来のシリーズ作品がTRPGとすれば、今作はリプレイに当たると言えるかもしれない。

主人公を含むパーティメンバーは固定だが、ポイントを自由に割り振っていく育成システムは従来通り。メンバーが固定なため「引退」はできないが、その代わり「転職」（外見とパラメータはそのままで新たな職業のスキルが使用できるようになる）ができる。また休養で下がるレベルが2になり、初代の五分の一になった。
さらにモンスターのスキルを習得可能な「グリモア」システムを搭載する。
このグリモアは魔術書ではなく石で、装備することで石に秘められたスキルを職業の枠を超えて使用することができるようになる。
簡単に言えばモンスターハンターシリーズのお守りに近い。
もう既に体験版の時点で強力なグリモアを求めてダンジョンを彷徨い歩く廃人が存在するところも一緒である。

このような新しい試みと平行して、初代「世界樹」を従来通りのシステム(自由なパーティーメイク・ロールプレイ)で遊べる「クラシックモード」を搭載。BGMも「生音演奏」と「FM音源」から選択可能、難易度も「Picnic」「Standard」「Expert」をゲーム中に自由に変更可能、とシリーズのファンから新規プレイヤーまでを意識した至れり尽くせりの「再構成」となっている。