ep.36 武士の鑑
时长: / 首播:2022-09-18
北条時政 VS. 畠山重忠
義父・北条時政との亀裂が深まり、対立することとなった畠山重忠。その要因のひとつは、時政による武蔵国への支配の拡大があります。
重忠は秩父平氏の嫡流であり、比企郡に隣接する男衾郡を本拠としていました。武蔵国の留守所惣検校職(武蔵国の事務を総括する職位)を務め、武士の鑑と称されるなど御家人たちからも尊敬を集めています。しかし、『吾妻鏡』建仁3年(1203)10月27日条によると、比企能員を誅殺して武蔵国から比企の勢力を一掃した時政は、侍所別当を務める和田義盛を奉行として、武蔵の御家人たちに自身に対して二心を持たないように命令。本拠のある伊豆だけではなく、幕府の基盤である武蔵の掌握にも乗り出していました。自身の立場を脅かされ、重忠が危機感を抱いていたことは、想像に難くありません。
藤原定家の日記『明月記』建仁4年(1204)1月28日条には、「北条時政が畠山重忠に敗れて山中に隠れた」というウワサが記されており、北条と畠山の確執が京にも届いていたことがうかがえます。
北条時政 VS. 畠山重忠
義父・北条時政との亀裂が深まり、対立することとなった畠山重忠。その要因のひとつは、時政による武蔵国への支配の拡大があります。
重忠は秩父平氏の嫡流であり、比企郡に隣接する男衾郡を本拠としていました。武蔵国の留守所惣検校職(武蔵国の事務を総括する職位)を務め、武士の鑑と称されるなど御家人たちからも尊敬を集めています。しかし、『吾妻鏡』建仁3年(1203)10月27日条によると、比企能員を誅殺して武蔵国から比企の勢力を一掃した時政は、侍所別当を務める和田義盛を奉行として、武蔵の御家人たちに自身に対して二心を持たないように命令。本拠のある伊豆だけではなく、幕府の基盤である武蔵の掌握にも乗り出していました。自身の立場を脅かされ、重忠が危機感を抱いていたことは、想像に難くありません。
藤原定家の日記『明月記』建仁4年(1204)1月28日条には、「北条時政が畠山重忠に敗れて山中に隠れた」というウワサが記されており、北条と畠山の確執が京にも届いていたことがうかがえます。
吐槽箱 5
#1 - 2022-9-18 22:12
柊つかさ (君と目指す彼方へ)
#2 - 2022-9-27 00:52
奥柏伦亲王 (善良比聪明更重要)
#3 - 2023-1-16 14:28
owl (素晴らしい作品の感動を共有して何が悪い! ... ... ..)
#4 - 2023-1-16 21:08
Kurisu (干劲up)
#5 - 2023-1-20 16:58
喝稀剥壳 (烦透了,三次元)