師匠

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    谁收藏了師匠?

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     一見、いかにも「冴えないサラリーマン」といった風情の中年男。
    だがその正体は――四十七歳(もうすぐ四十八歳)にして童貞、正真正銘の魔法使い!!!
    炎の矢、氷の槍、かまいたち、果てはメテオ・ストライク(隕石落下)などなど――数々の魔法を自在に使いこなす。眼鏡の奥の眼光は鋭く、声は渋く深みがあり、まぎれもない知性を備えている。
    のちに主人公と出会い、その師匠となって主人公を「魔法使いの道」へ導く。
    幸せとはなにか?――といったことを探求する偉大な哲学者でもある。
    でも童貞。



    師匠「男性はね。二十五歳を過ぎて童貞だと、魔法が使えるようになるんだよ」

    師匠「そして私は現在四十七歳で童貞。すなわち魔法使いということだ。これが誇れることじゃなくて、なんだというんだね?」

    師匠「覚悟はあるのかい? 魔法使いの道はいばらの道だ。長く険しい。それに……君は、二十五歳まではまだ何年かあるみたいじゃないか。果たして耐えられるかどうか」

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