鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-

ep.11 上羽やの宝物

时长:00:45:40 / 首播:2013-06-18
 上羽鴨(松下奈緒)は、梅垣鈴風(若村麻由美)が提示する富裕層向け特別プランに関する会議に出席させられる。会議には観光庁や京都観光協会の人間も出席しており、「上羽や」の貸切契約には返事をしていないにもかかわらず話が進んでいくことに不安を覚える鴨。しかし、鈴風はワイズコンサルティングが所有する「上羽や」の債権を買い取っていて、来月から「上羽や」のオーナーとなることが決まっているため貸切契約を断ることはできないと鴨に伝える。鈴風は「上羽や」は7月で一度閉めて、女将や従業員はそのままに「梅垣屋別館」として営業する計画だと話した。釈然としない鴨に衣川周平(椎名桔平)は、鈴風の提案は「上羽や」が今の形で続けられる最善の方法だと言う。

 鴨は仕事を終えて帰ろうとする塩見鞠子(かたせ梨乃)にすべてを話して意見を求める。しかし、鞠子は女将の思う通りにすればいいと告げて帰っていく。

 翌日、鴨は従業員を集めて「上羽や」が「梅垣屋別館」になることを告げる。動揺する従業員たちに名前が変わっても「上羽や」のもてなしが続くことの方が大事だと言いつつも、立て直しできなかったことを素直に謝った。

 事情を知った仲代公吉(松平健)が「上羽や」に来た。仲代は、いつも通りにくつろぎ、最後に名前が変わってもここに来ると鴨に約束をする。そんな中、鞠子は鴨に名前が変わる前に迎えたい顧客リストを渡した。

 招待日になり、新婚旅行も兼ねた峰岸鼓太郎(笹野高史)と春子(松坂慶子)がやってきた。そこへ、鈴風がフランス人のベルランを連れて来た。ベルランは翌日のパーティーで富裕層プランを発表する予定で、下見も兼ねて「上羽や」に宿泊するという。さらに招待客の貿易会社社長の葛川克也(宇梶剛士)や、20年前に予約したという女性3人組の溝口栞(大路恵美)、中原真澄(藤沢かりん)、新条あずさ(建みさと)もやってきた。

 鴨や女性従業員の尻を触っては豪快に笑う葛川に、なぜ鞠子が葛川を招待したのかわからないと首をかしげる従業員たち。そんな中、溝口たちが以前宿泊した際に埋めたというタイムカプセルを探したいと言い出す。シャベルを届ける鴨から「白河の間」付近を掘ると聞いた峰岸は動揺するが、鴨は気付かない。鈴風とベルランは、寺石秀(高杉亘)と八木飛雄馬(小柳友)を部屋に呼び、「今後の話をしたい」と切り出し…。

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