ep.10 今夜二度目の恋が最終決着あなたの幸せを願って
时长: / 首播:2018-06-07
約束の公園で待っている南さやか(中村アン)のもとに、町田翔平(古川雄輝)は、現れなかった。失意のさやかの前に、鷺沢亮介(大谷亮平)が現れ、「一人で泣くなと言ったろ?」とさやかに寄り添った。
さやかはようやく町田の家を出る決心をし、一方の町田も、会社に退職の意思を伝え、ロンドンに旅立つための荷物整理を始めていた。町田の家に小笠原杏子(大政絢)が手伝いに来て「飛行機は取れたの?」と町田に尋ねるが、「飛行機のオープンチケットが見当たらなくて……」とチケットを探す町田。オープンチケットは、以前にもロンドン行きを打診されたときに、いつでも渡航できるようにと与えられたものだったが、「あいつとゴタゴタしているうちになくしてしまって……」と町田。
というのも、さやかが記憶をなくす少し前にも、町田は、ロンドン行きを迷っていたのだが、町田は、さやかにはそれがバレないように、オープンチケットを本の間に隠したりしていたのだった。その町田に対して「町田君、私に何か隠し事してるよね?」と不安を募らせていたさやか。町田は密かに杏子にロンドン行きを相談していたのだが、さやかはそれを浮気と疑っていた。町田の方も、さやかと亮介の関係に嫉妬して「あの人といる方が安心できるなら、あの人のところへ行けばいいじゃないか」と邪険に答えたりしていた。
さやかは、町田がロンドンに行くという話を、会社で聞きつけ、慌てて町田のもとに駆け付ける。「いつ行くの?ロンドン。なんで急に」と言うさやかに、「前から決まっていたことだ」と町田。そこに藤崎隼人(市川知宏)が町田の手伝いにやって来る。町田は、隼人に、「俺の方はいいから、彼女の残りの荷物引き上げるのを手伝ってやって」と言って自分は去っていく。
唖然とするさやかに隼人は、「あいつ、ずっと悩んでたんだよ。行くか、行かないか」と町田のロンドン行きの事情を話す。町田はさやかの会社に転職する前の会社で、尊敬する先輩ディレクターとチームを組んで仕事をしていたが、そこで大きなミスをし、全責任を負わされて会社を追い出された。その後、その先輩も会社を辞め、「一緒に海外で仕事をしないか」と町田を誘っていたのだった。「あいつ、ちゃんと決めてからさやかさんに話そうと思ってたんじゃないかな。でも悩んでるうちに、二人は別れて、さやかさんは記憶を失って……それで、行くのを諦めたんだと思う」と隼人。「私、町田君のこと、何も分かってなかった。町田君を困らせて足を引っ張ってばかりで」とさやか。
さやかは、町田の家から引き上げた荷物のうち、洋服を宇野友美(佐津川愛美)に引き取ってもらう。その中の白いブラウスを見て、さやかにある記憶が蘇る。それは、そのブラウスを着たさやかが、向かい合って座る誰かに、「町田君のロンドン行きは本当なんですか?」と尋ねている姿だった。「!? 私、知っていたんだ。町田君がロンドンに行くことを」とさやか。そして、その“誰か”に「私、町田君と別れます」と自分から宣言したことを思い出す。だが、誰と話していたかが思い出せない…。
その頃、町田のもとに亮介が現れる。「君が記憶を失ったさやかの傍にいたのは、やり直すつもりでいたからじゃないのか?」と尋ねる亮介に、町田はそれを否定しなかった。「彼女が記憶をなくした時、俺たちが失くした気持ちも取り戻せるかもしれないって思いました。でも、分かったんです。あなたと彼女の15年はどうやったって消えないって」と町田。その町田に「その程度の思いの奴にさやかは渡せない」と亮介は言うのだった。
その頃、さやかは町田のもとから運び出した資料の中に、飛行機のオープンチケットがあるのに気づく。それを見ているうちに、さやかは町田のロンドン行きのことを話していた相手が杏子だったことを思い出す。さやかは杏子から「翔平をロンドンに行かせてあげて。あなたがいるから彼は夢を追いかけられないの」と言われて、町田と別れる決意をした。そして、さやかは町田のために「亮ちゃんのことが忘れられない」と嘘をついて、町田と別れたのだった。
同じ頃、杏子は町田に、さやかが記憶をなくす前に、さやかと会って、町田と別れるようにお願いしたことを打ち明けた。「ごめん、翔平。私の夢を守ってくれた翔平のために、私も翔平の夢を守りたいと思ったの」と杏子。そして杏子は「私は二度目も翔平とうまくいかなかったけど、あなたたち二人は終わってない」と町田を後押しするのだった。
さやかは完全に記憶を取り戻した。さやかは、町田のことが好きなのに別れなければならないという辛さから、全てを忘れたくて記憶を失ったのだった。さやかは町田の元へ駆けていく。だがさやかは町田に、オープンチケットを渡し、「私にとって、町田君との恋は辛いものでしかなかった。私は町田君のことを忘れたくて忘れたの。もう思い出したくない」と町田の元を去るのだった。
町田がロンドンに旅立つ日が来る。その日、さやかは亮介のマンションから出て行こうとしていた。「町田君のことが好きだから、もう彼の邪魔をしたくない」と言うさやかに、亮介は「それで本当にいいのか?おまえはそんな弱い奴か?彼が変えてくれたんだろ?二度目はうまくやれ。もう逃げるな」と励ます。
さやかは、空港にいる町田のもとへと駆けつけた。「町田君を好きだというこの気持ち、もう絶対に忘れたくない」と言うさやかに、「俺が忘れさせない。ずっと好きだった」と町田。二人はようやく思いを素直に打ち明け、ともに未来へと歩みだし……。
約束の公園で待っている南さやか(中村アン)のもとに、町田翔平(古川雄輝)は、現れなかった。失意のさやかの前に、鷺沢亮介(大谷亮平)が現れ、「一人で泣くなと言ったろ?」とさやかに寄り添った。
さやかはようやく町田の家を出る決心をし、一方の町田も、会社に退職の意思を伝え、ロンドンに旅立つための荷物整理を始めていた。町田の家に小笠原杏子(大政絢)が手伝いに来て「飛行機は取れたの?」と町田に尋ねるが、「飛行機のオープンチケットが見当たらなくて……」とチケットを探す町田。オープンチケットは、以前にもロンドン行きを打診されたときに、いつでも渡航できるようにと与えられたものだったが、「あいつとゴタゴタしているうちになくしてしまって……」と町田。
というのも、さやかが記憶をなくす少し前にも、町田は、ロンドン行きを迷っていたのだが、町田は、さやかにはそれがバレないように、オープンチケットを本の間に隠したりしていたのだった。その町田に対して「町田君、私に何か隠し事してるよね?」と不安を募らせていたさやか。町田は密かに杏子にロンドン行きを相談していたのだが、さやかはそれを浮気と疑っていた。町田の方も、さやかと亮介の関係に嫉妬して「あの人といる方が安心できるなら、あの人のところへ行けばいいじゃないか」と邪険に答えたりしていた。
さやかは、町田がロンドンに行くという話を、会社で聞きつけ、慌てて町田のもとに駆け付ける。「いつ行くの?ロンドン。なんで急に」と言うさやかに、「前から決まっていたことだ」と町田。そこに藤崎隼人(市川知宏)が町田の手伝いにやって来る。町田は、隼人に、「俺の方はいいから、彼女の残りの荷物引き上げるのを手伝ってやって」と言って自分は去っていく。
唖然とするさやかに隼人は、「あいつ、ずっと悩んでたんだよ。行くか、行かないか」と町田のロンドン行きの事情を話す。町田はさやかの会社に転職する前の会社で、尊敬する先輩ディレクターとチームを組んで仕事をしていたが、そこで大きなミスをし、全責任を負わされて会社を追い出された。その後、その先輩も会社を辞め、「一緒に海外で仕事をしないか」と町田を誘っていたのだった。「あいつ、ちゃんと決めてからさやかさんに話そうと思ってたんじゃないかな。でも悩んでるうちに、二人は別れて、さやかさんは記憶を失って……それで、行くのを諦めたんだと思う」と隼人。「私、町田君のこと、何も分かってなかった。町田君を困らせて足を引っ張ってばかりで」とさやか。
さやかは、町田の家から引き上げた荷物のうち、洋服を宇野友美(佐津川愛美)に引き取ってもらう。その中の白いブラウスを見て、さやかにある記憶が蘇る。それは、そのブラウスを着たさやかが、向かい合って座る誰かに、「町田君のロンドン行きは本当なんですか?」と尋ねている姿だった。「!? 私、知っていたんだ。町田君がロンドンに行くことを」とさやか。そして、その“誰か”に「私、町田君と別れます」と自分から宣言したことを思い出す。だが、誰と話していたかが思い出せない…。
その頃、町田のもとに亮介が現れる。「君が記憶を失ったさやかの傍にいたのは、やり直すつもりでいたからじゃないのか?」と尋ねる亮介に、町田はそれを否定しなかった。「彼女が記憶をなくした時、俺たちが失くした気持ちも取り戻せるかもしれないって思いました。でも、分かったんです。あなたと彼女の15年はどうやったって消えないって」と町田。その町田に「その程度の思いの奴にさやかは渡せない」と亮介は言うのだった。
その頃、さやかは町田のもとから運び出した資料の中に、飛行機のオープンチケットがあるのに気づく。それを見ているうちに、さやかは町田のロンドン行きのことを話していた相手が杏子だったことを思い出す。さやかは杏子から「翔平をロンドンに行かせてあげて。あなたがいるから彼は夢を追いかけられないの」と言われて、町田と別れる決意をした。そして、さやかは町田のために「亮ちゃんのことが忘れられない」と嘘をついて、町田と別れたのだった。
同じ頃、杏子は町田に、さやかが記憶をなくす前に、さやかと会って、町田と別れるようにお願いしたことを打ち明けた。「ごめん、翔平。私の夢を守ってくれた翔平のために、私も翔平の夢を守りたいと思ったの」と杏子。そして杏子は「私は二度目も翔平とうまくいかなかったけど、あなたたち二人は終わってない」と町田を後押しするのだった。
さやかは完全に記憶を取り戻した。さやかは、町田のことが好きなのに別れなければならないという辛さから、全てを忘れたくて記憶を失ったのだった。さやかは町田の元へ駆けていく。だがさやかは町田に、オープンチケットを渡し、「私にとって、町田君との恋は辛いものでしかなかった。私は町田君のことを忘れたくて忘れたの。もう思い出したくない」と町田の元を去るのだった。
町田がロンドンに旅立つ日が来る。その日、さやかは亮介のマンションから出て行こうとしていた。「町田君のことが好きだから、もう彼の邪魔をしたくない」と言うさやかに、亮介は「それで本当にいいのか?おまえはそんな弱い奴か?彼が変えてくれたんだろ?二度目はうまくやれ。もう逃げるな」と励ます。
さやかは、空港にいる町田のもとへと駆けつけた。「町田君を好きだというこの気持ち、もう絶対に忘れたくない」と言うさやかに、「俺が忘れさせない。ずっと好きだった」と町田。二人はようやく思いを素直に打ち明け、ともに未来へと歩みだし……。