叶精作

日本の漫画家、イラストレーター。新潟県新潟市出身。大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授。

鉄道好きで、SLの機関士（運転士）を夢見る少年時代を送っていた。新潟県立新潟工業高等学校卒業後、車の部品工場での設計業務のサラリーマン生活を経て友人を頼り上京、さいとう・たかを率いるさいとう・プロダクションの求人に応募。幸運にも採用された事がきっかけで初めて漫画の世界に踏み込み、4年間のアシスタント生活の後退職する。
その後、紆余曲折を経てスタジオ・シップ（現・小池書院）で小池一夫に師事し、1973年に小池の原作による「からあ怒」で連載デビュー。
『GORO』（小学館）で連載した『実験人形ダミー・オスカー』は当時の若者層に刺激を与えた話題作品である。
やがてスタジオ・シップから独立し、1987年にスタジオ・アドバンスを設立。コミックスを中心に創作しつつピンナップ・イラストやコンピュータ・グラフィックス、ゲーム作品のキャラクターデザインに挑戦するなど、積極的に活動する人気作家である。特にPhotoshopを駆使したCGイラストの完成度は非常に高く、ピンナップ作品集やクリエイター向けの雑誌に取り上げられる程である。
漫画原作者・小池一夫との共作が多いが、近年は梶研吾、伊月慶悟との共作も見られる様になった。
『上ってなンボ!! 太一よ泣くな』は連載開始から20年以上続いた作品だが、このようにゴルフ専門雑誌で長期の漫画連載が続いた作品は他にない。