瀉血奴隷として貴族ヘルマに仕える献身士の少年エドガー。汎不死社会をめざした淘汰を乗り越え、より進化を遂げるための“強攻遠足”のさなかに、エドガーはひとりの少女に出会う。彼女の名はジェシカ。その身に魔王“七柱”を封じ込め、大契約の定めに従い、磨き抜かれた、尊き貴族の魂を喰らう“刈り入れ”の旅を続ける―“七本腕のジェシカ”。自らの住む街を“刈り入れ”によって失ったエドガーは、伝説として語り継がれるその暴虐とは裏腹なジェシカの様子に戸惑うが―。木村航が贈る渾身の本格ファンタジー。ついに登場。
more...