平凡だった桜井祐也の高校生活は、ディベートの天才・九重崎愛良との出会いによって激変した。そんな彼女と出会って、初めての夏。「ディベート部が合宿したっていいじゃない。だって夏休みだもの」などと合宿の計画を楽しそうに語るアイラ。その様子を見て、桜井もまたこの合宿を楽しいものにしようと決意する。そして、いよいよ夏休み、ディベート部は海に来ていた。都会から離れた静かな環境でディベートの練習に打ち込むため―であるはずがなく、新幹線の車内で遊び、砂浜で遊び、バーベキューをして海で遊び、「あれ?これディベート部の合宿だよな?」なんて疑問に思うヒマもなく、ソフトテニス部のメンバーも混ざって大賑わい。
more...