脳にスマホが埋められた!

ep.6 純愛を悪用する結婚詐欺師の秘密!?

时长: / 首播:2017-08-10
“ある日の折茂圭太(伊藤淳史)は、離れて暮らす娘の愛花(高嶋琴羽)から、「パパもそろそろ自分の幸せ探したら?」と、お見合いアプリの「マトリモ」を勧められるのだった。
*   *   *
 圭太が、試しに脳内スマホでそのアプリ「マトリモ」に登録してみると、迷惑メールが届いてしまうようになる。そのうえ圭太はうっかりその迷惑メールを開いてURLをタップしてしまったりする。「いけない!」と慌てて圭太は、そのURLを閉じ、脳内スマホの電源もオフにしようとするが、圭太の脳内スマホは電源が切れないようになっていた。
 翌朝、圭太が『エグザルトン』に出社すると、総務課の蜂谷薫(野村麻純)も、「マトリモ」を使って婚活をしていた。「蜂谷さんってどんな人がタイプなの?」と尋ねる圭太に、「世の中、安定が一番。安定した仕事に就いている真面目な人がいいです」と答える蜂谷。そんな蜂谷は、今まさに、そのアプリで出会った会沢聡(東根作寿英)という男性が気になっていると言う。会沢のプロフィールには「40歳の公務員、離婚歴ナシ、子供ナシ」とあった。「へえ。いいじゃん」と同僚の臼田定子(ぼくもとさきこ)たちもそれを見て言う。その臼田に蜂谷は「そうだ、臼田さん!今夜、この会沢さんと会うんです。臼田さんも同席してもらえませんか? 客観的な意見が欲しいんです」と頼み込む。そして早速その日、蜂谷は、会沢との食事デートに臼田を連れていくのだった。
だが翌朝、圭太が出社すると、蜂谷が不機嫌そうにしていた。「どうしたんです?」と圭太が尋ねると、「臼田さんに聞いてよ!」と蜂谷。昨夜、蜂谷と会沢、臼田で食事をした後、会沢と臼田はニャインのIDを交換しあい、しかも会沢は臼田に、「今度は臼田さんと二人きりでお食事したい」とメッセージを送ったのだった。
「え?本当ですか?それで、臼田さんは?」と圭太が臼田に尋ねると、臼田は「別になにもないって!」と言い張る。だが、圭太には、臼田が会沢と、今度会う約束について、ニャインでやり取りしているのが見えてしまうのだった。
その日、圭太は、荒れる蜂谷を連れて、あるラーメン屋台に行った。それは、もと『エグザルトン』の社員で圭太たちの上司だった竹ノ塚史郎(池田鉄洋)が、脱サラして開いたラーメン屋台だった。蜂谷は、会沢と臼田のことがショックで酔いつぶれる。それを見て、竹ノ塚と圭太は「よっぽどその男に惚れちゃったんだねえ…」と蜂谷を心配する。
翌日、圭太は、臼田の後をつけた。すると、臼田と会沢が喫茶店で、白い封筒を手にやり取りしているのが目に入る。また、喫茶店を出た後の会沢を追っていると、会沢はタブレットを取り出し、「口説き文句」のリストを編集しだした。「え?」とその姿に違和感を感じて、圭太は脳内スマホのカメラアプリでその光景を撮った。
圭太はその写真を石野柳子(新川優愛)と安田部々香(安藤なつ)に見せる。「これって結婚詐欺でしょ!」と柳子。「白い封筒の中身は金だな」と部々香も言う。「やっぱりそう思いますか……」と言う圭太だが、その時、圭太の体に異変が起きる。圭太のUSB端子の穴から煙が出て、熱で倒れてしまうのだった。圭太の脳内スマホが迷惑メールによりウィルス感染していたのだった。
「それで脳内スマホの電源を切ることができなかったんだ」と柳子は事情を察して焦るが、「ウィルス除去は任せて。とりあえず、あんたは結婚詐欺の方を止めなきゃ」と部々香に言われ、柳子は会沢と臼田の様子を探りに行く。 二人はバッティングセンターにいた。仲良くバッティングを楽しんでいる様子の会沢と臼田。臼田が帰った後も、柳子は会沢を追いかける。
その頃、圭太は、部々香のおかげで無事にウィルス駆除ができ、復活していた。圭太は、再び会沢の「口説き文句のリスト」の写真を眺めながら、その箇条書きの傍に記されている「イキ」という言葉に目を留める。部々香が、「ああ。それは出版社の専門用語だな」と言うと、「…出版?」とハッとする圭太。
その頃、会沢を追っていた柳子は、偶然蜂谷と出くわす。そして柳子と蜂谷が、喫茶店に入った会沢を見張っていると、会沢は仲間の薮田正樹(岩崎う大)と、金を山分けする算段をしていた。思わず柳子と蜂谷は出ていき「やっぱり!あなた結婚詐欺ね!」と会沢を責める。「は?一体何の話ですか!?」と会沢。そこに圭太が駆けつける。そして圭太は会沢のタブレットの中身を改めて確認して、「誤解だ。その人は結婚詐欺なんかじゃない」と言うのだった。
圭太の見た会沢のタブレット端末には、小説を書くための資料ファイルがそろっていた。会沢は小説家を目指していて、コンクールの応募作品を書くため臼田に取材をしていたのだった。そしてたった今も、編集者である友人からアドバイスを受けていて、賞金が入ったら山分けしようと軽口をたたいていただけだった。「え?じゃあ、白い封筒のお金は……?」と柳子が尋ねると、「取材の謝礼を渡そうとしたんですが、臼田さんが受け取ってくれなくて」と会沢。
「そうならそうと、説明してくれればよかったのに」と言う蜂谷に、「蜂谷さんは安定した仕事に就いてる人が好きだって言ってたので…、小説家を目指してるなんて言えなかったんです。でも、僕は蜂谷さんのことを、真剣に考えてます。僕と真剣に付き合ってください」と会沢。嬉しそうに頷く蜂谷で……。
だが後日、「蜂谷さん良かったですね」と圭太が喜んでいると、殺気だった蜂谷が現われ、「会沢さんとは別れました!彼、実はバツイチで子持ちだったんです!私、嘘つきは大嫌い!」と言い放つのだった。あ然としている圭太のもとに一通のメールが届く。そこには「お前がスマホ人間であることは知っている」とあって…

ゲスト:
東根作寿英
岩崎う大(かもめんたる)

吐槽箱 1

#1 - 2017-8-11 13:26
(君と目指す彼方へ)
番組内容

人気放送作家・鈴木おさむが送るSFヒューマンストーリー!他人のスマホのメッセージが覗ける“脳内スマホ人間”になった折茂圭太(伊藤淳史)が、様々なトラブルを解決!

詳細

ある日、折茂圭太(伊藤淳史)が娘の愛花に勧められ「お見合いアプリ」を登録すると、迷惑メールが届き出し、脳内スマホの電源が切れないようになってしまう…。
そんな圭太が出社すると、同僚の蜂谷薫(野村麻純)が「お見合いアプリ」で婚活をしていた。お見合い相手の会沢聡(東根作寿英)との結婚を望む蜂谷だったが、会沢が結婚詐欺師ではないかという疑いが生じて…。

キャスト
出演者ほか

折茂圭太…伊藤淳史
石野柳子…新川優愛
安田部々香…安藤なつ(メイプル超合金)

田西譲司…岡田龍太郎
蜂谷薫…野村麻純
臼田定子…ぼくもとさきこ
蟹江小夜…結城モエ

会沢聡…東根作寿英<第6話ゲスト>
薮田正樹…岩崎う大(かもめんたる)<第6話ゲスト>

竹ノ塚史郎…池田鉄洋

栗山五月…篠田麻里子

小堀守…戸田昌宏

スタッフ
監督・演出

原作・脚本

音楽

兼松衆

【主題歌】

「U」三浦大知(SONIC GROOVE)

制作

【企画】

鈴木おさむ(「新企画」幻冬舎)

【脚本】

筧昌也長谷川徹

【演出】

筧昌也