恋愛時代

ep.9 託された離婚届…気まずすぎる全員集合!

时长: / 首播:2015-05-28
喜多嶋竜一(佐藤隆太)の妻・貴子(霧島れいか)から押し付けられるような形で離婚届を預かった衛藤はる(比嘉愛未)。これを提出すれば晴れて喜多嶋の離婚は成立する。だが、はるは自分に喜多嶋夫婦の離婚届を出す資格があるのだろうかと思い悩んでしまい、結局、離婚届を役所に出せずにいた。

「こういうの。結婚って、他人が勝手に終わらせたり、始めさせたりするもんじゃない」

はるの発言を妹のしず夏や友人の小百合は「でた、生真面目」などと揶揄する。だが、しず夏の「奥さんよく判押したよね。なんでだろ」という言葉がひっかかるはる。確かにかたくなに離婚を拒んでいたはずなのに、何かがあったのだろうか……。はるの心に沸く一抹の疑問。

その頃、はるの元夫・理一郎(満島真之介)は織田多実子(芦名星)と母校を訪れていた。懐かしい青春時代に思いを馳せる2人。多実子は自分の正直な気持ちを理一郎に告白する。自分のイタリア行きが勤務先の料理学校の校長の思惑だったこと、その校長は既婚者だったこと、一年前まで多実子はその男性とつきあっていたこと……。

辛い胸の内を吐露する多実子。だが、理一郎はそんな多実子を「今がいろいろうまく行かないから、昔が懐かしくて、昔が良く見えて、そっちに行っちゃいたいっていうのは、ずるいと思う」と諭すのだった。

「花籠」でははると海江田(中尾明慶)と小百合(江口のりこ)がランチをしていた。話題は理一郎と多実子のことだ。はると小百合は偶然理一郎と多実子が一緒に歩いていたところを目撃している。
「……織田さんて、結構やり手っていうか……」
海江田が心配そうに切り出した。同窓会を急に開きたいと言い出しのは多実子だと知り、海江田は多実子の策略家ぶりを警戒するようになっていた。
「あと3カ月で仕事で海外に行くことが決まってるらしくて、その前に早勢を仕留めちゃおうっていう、策略ゴリゴリで押してる」
海江田とは対照的に、はるはクールだ。
「あいつ、3カ月の間に結婚しちゃうかもしれないよ?」
「よかったじゃん」
はるにそういわれてしまうと、海江田も反論できない。だが、結婚経験のない海江田は、結婚にまだまだ夢を持っているのだ。
「……結婚してない人間にとって、やっぱりまだ夢ってあるじゃないですか。離婚しない相手とするんじゃなくて、好きな人とするのが結婚だって」
小百合に力説する海江田。
「俺、やっぱりはるちゃんと早勢に結婚してて欲しいのかな」

多実子と理一郎が結婚してしまうことに疑問を感じている海江田はまたも誕生日のパーティを企画する。奇しくも多実子の誕生日が来週だった。海江田と小百合は顔を見合わせる。

「すみません。貴子との話し合いは決裂しました。もう少し時間をください」
はるは喜多嶋からのメールを受け取っていた。喜多嶋ははるが離婚届を預かっていることを知らずに、まだ貴子との話し合いを続けているのだ。
「喜多嶋先生のとこの夫婦って、どんなプロポーズしたのかな」
興味深そうにしず夏が言う。はるは、自分が理一郎からプロポーズされた日の事を思い出していた。理一郎はゴミを出している最中にはるにプロポーズしたのだ。ロマンのなさに腹もたったが、今では懐かしい思い出だ。

はるは喜多嶋を呼び出し貴子がサインした離婚届を見せた。それを仕舞おうとした喜多嶋にはるは「私が預かったものだから、私にも責任はある」と主張し、自分で提出しにいきたいと頼むのだった。貴子がサインをしたのは明らかに理一郎が土下座までして貴子を説得してくれたからなのだが、理一郎に口止めされている喜多嶋はそれをはるには言い出せず、適当にはぐらかしてしまう。

理一郎のマンションで多実子の誕生日のパーティが催された。さすが料理学校の講師らしく、てきぱきと料理を作る多実子。
宴がはじまったところで、海江田がチクリと多実子を責めはじめる。
だが、そんな多実子を理一郎は懸命にかばうのだった。
「……理一郎が織田さんをかばってる」
理一郎の多実子に対する真摯な気持ちを感じ取ったはるは、多実子にあるアドバイスをするのだった。

そして、パーティの後、はるは意外な事実を喜多嶋から聞かされ……。

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