恋愛時代

ep.10 離婚届と嘘が導くプロポーズ…!父の深い愛

时长: / 首播:2015-06-04
喜多嶋竜一(佐藤隆太)の妻・貴子(霧島れいか)から預かった離婚届を役所に提出できないまま、はる(比嘉愛未)は喜多嶋の家を訪れた。だが、喜多嶋は留守のようだった。帰ろうとするはるは、駅前で喜多嶋と貴子が一緒にいるのを見つけ、つい後をつけてしまう。離婚届をはるがすでに提出したと思い込んでいる喜多嶋は貴子に別れの言葉を述べていた。淡々とした貴子の態度は、一見もう喜多嶋との結婚生活になんの未練もないように見えた。だが、貴子の
「わたしたち、一緒にいて楽しかったわよね」

という台詞を聞き、はるは理一郎の事を思い出してしまう。あの日。マンションまで理一郎に思いのたけをぶつけにいったあの日、理一郎も
「……俺たち、一緒にいて楽しかったよな」と言ったのだ。

貴子は、まだ喜多嶋に想いを残しているのではないかと思いはじめるはる。

喜多嶋が去った後、はるは意を決して貴子の前に姿を見せた。
「自分でも、どうして出せないのかよくわかりませんでした。でも、今日はっきりしました。貴子さんは、喜多嶋さんと別れたくないんですよね」
貴子を問いただすはる。だが、貴子は「喜多嶋の存在は我慢の対象でしかない」と言い、はるの言葉を否定するのだった。

理一郎は織田多実子(芦名星)の買い物に付き合っていた。以前から欲しかった大きな鍋が買え、はしゃぐ多実子。イタリア行きが中止になったことをあえて理一郎に言い出さずにいる多実子は、
「休みが有っても戻ってくる余裕無いんじゃないかな」などといい、理一郎の心を少しづつ自分との結婚へ向けて誘導していくのだった。
「花籠」でついに友人の海江田(中尾明慶)に「結婚するかもしれない」と告げる理一郎。理一郎にはると復縁してほしいと願っている海江田の心は穏やかではない。
「結婚するならイタリア行きは止めるんだろ?式を9月中にやらなくてもいいんじゃないの?」
「もう決まってる仕事をキャンセルするわけだから、ただ『結婚の予定です』って言うより、式までしたいんだって」
「……それは織田さんの都合だろ」
理一郎が多実子の言いなりになっているのがどうしても引っかかってしまう海江田。
「俺、ここで結婚したら、一人でいたくないって思ってる女の人と一緒にいて上げられる。やっと……」
理一郎の言葉に、海江田ははっとした。はるが流産した日、理一郎ははるのそばにいなかったのだ。あの時、本当は理一郎がどこで何をしていたのか、はるは未だに知らないのだ。
「俺、今でも思うんだよね。あの時、はるちゃんにほんとのこと話すべきだったんじゃないかって」
海江田の言葉に「そうかもしれない」と思う理一郎。だが、すぐにこれでよかったのだと思い直した。はるとはもうけじめをつけたのだから、今更話すことでもないんだ……。

花籠のドアが開き、小百合(江口のりこ)が入ってきた。海江田から理一郎が多実子と結婚すると聞かされた小百合だが、
「ああいう女を選ぶってことは、わたしが思ってたより、つまんないやつだった」
と理一郎に言い放つのだった。

喜多嶋と食事に行った帰り道、はるは理一郎とばったり会う。
多実子にプロポーズすると聞かされたはるは素直に理一郎を応援し、
「プロポーズは手を抜かないでちゃんとロマンティックにやりなさいよ。一生憶えてることなんだから」とハッパをかけるのだった。

家に戻ったはるは引っ越しを考えはじめる。理一郎は多実子との新しい人生を歩もうとしている。こんな近所に自分が住んでいるのは、不自然だろう。急な思いつきに、遊びにきた妹のしず夏は驚く。はるは理一郎との思い出の品を整理し始める。その中から、鍵が出てきた。それは、理一郎のマンションの合鍵だった。

多実子にプロポーズするために指輪を買い、高級なレストランを予約した理一郎。だが、待ち合わせ場所に普段着で現れた多実子は「理一郎の家で食事がしたい」と言う。

食卓についた多実子は、理一郎にイタリア行きの話はだいぶ前になくなったことを告げる。多実子の言葉を聞いた理一郎は……。

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